CDO Summit Tokyo 2024 Summer 好評のうちに終了 日本初の最高AI責任者のカンファレンスである CAIO Summit Tokyo 2024も同時開催

公開日:2024年6月13日

2024年6月6日に、 一般社団法人CDO Club Japanは、2017年より14回目となる「CDO Summit Tokyo 2024 Summer」を開催した。
また前日の6月5日に、日本初のCAIO(最高AI責任者)のカンファレンスとなる第1回目の「CAIO Summit Tokyo 2024」も同時開催した。

今回のCDO Summit Tokyo 2024 Summerは、昨年12月米CDO Club (本社ニューヨーク)主催 CAIO Summit Boston の大成功を受け、日本で初の試みとなる CAIO Summit Tokyo 2024 を同時開催した。

現在、米CDO Clubでは、生成AIをはじめとするAI技術を米国の競争力強化に活用する、というバイデン大統領の強力な指示を受けて、全米各省庁に400名以上のCAIOの設置を進めており、同様に主要企業でもCAIOの設置が進みつつある。そのため、CDO Club Japanでも従来のCDO(最高デジタル・データ責任者)に加えてAIの責任者クラスの設置、普及啓蒙を目的としてCAIOのコミュニティの運営および、CAIO Summit Tokyoを開催した。

CAIO Summit Tokyo 2024では、既に国内でCAIOを設置している企業のCAIOや、CDOとしてCAIOの役割を兼務しているCDAIOとともにAIとDXの関連性を明らかにしつつ、日本においてのCAIOの在り方や果たすべき役割、日本のリープフロッグ型発展の道筋を議論することを主眼とした。

CDO Summit Tokyo 2024 Summerでは、気候変動や経済安全保障、エネルギーシフトGXなどの複雑化する事業環境変化だけでなく、国内での2024年問題、物価高騰、賃上問題など「人手不足」「効率化」「自動化」など、DXの更なる推進が必須となり、「経営」と「DX・デジタル」の観点からどのように企業を変革させていくべきかを、CDO Club Japanのメンバーである主要CDOが集結して議論を実施した。

 

CAIO Summit Tokyo 2024の概要
テーマ:AI活用によるリープフロッグ型発展に向けて!

開催日 2024年6月5日

初日のCAIO Summit Tokyo 2024では、「〜経営としてどうAIに向き合うか?〜」を目的に、既に国内でCAIOを設置している企業のCAIOや、CDOとしてCAIOの役割を兼務しているCDO Club JapanのCDOのメンバーが会場に集まり、急速に進化する生成AIをはじめとするAI技術に対して、経営・ビジネスの視点でAIの可能性、AIの経営的責任者としてCAIOのが果たすべき役割、グローバル社会における日本の役割、リープフロッグ型の発展の可能性を議論した。

 

オープニングスピーチ:CDO Club Japan 代表理事 加茂純

冒頭開会の挨拶として、CDO Club Japanの代表理事の加茂純より、米CDO ClubにおけるCAIOの活動を紹介し、米国ではAI戦略を最も大事な戦略と位置づけ、バイデン大統領令、Executive Orderとして国家で取り組んでいる現状について言及した。

 

海外のCAIOの動向と米国のAIの動向:David Mathison  米CDO Club CEO&創立者

続いて、「海外のCAIOの動向と米国のAIの動向」と題して、米CDO Club CEO&創立者であるDavid MathisonからCAIOが持つべきスキルと他のCXO、特にCDOとの違いについて、現在の米国でのCAIOの動向もふまえて解説があった。

また、AIの発展にともなってどのような社会変化や日本の国際社会における役割の重要性などについてCDO Club Japanの理事メンバーとの討議内容も当日は公開された。

 

パーソナルAIのエコシステムによる新たなデジタル・AI社会の実現の可能性とは?
:橋田浩一 理化学研究所 革新知能統合研究センター

特別基調講演として、元東京大学大学院ソーシャルICT研究センター長である、橋田浩一先生より、「パーソナルAIのエコシステムによる新たなデジタル・AI社会の実現の可能性とは?」と題して講演をいただいた。

講演では、ChatGPTを代表する生成AIと呼ばれる技術が急速に普及しつつあり、AIを中心としたデータ×AIを活用した社会やビジネスモデルは今後も大きく変わりつつ、従来IT、データの分野で中心的立場であったGAFAのような大規模データを中心としたAIから、個人に寄り添い、信頼性と利便性を支える「パーソナルAI」にその主役が変わっていくことが予想されることが解説された。

後半では、当団体の代表の加茂純と、日本ではAIの活用分野をどのように拡大させつつ、グローバルにて、リープフロッグ型進化(逆転現象)を遂げることが可能になるか?について、生成AIの普及によって変革するデジタル社会や、今後の可能性について対談形式で議論を実施した。

 

日本初、CAIO(最高AI責任者)とCDO(最高デジタル・データ責任者)によるビジネスパネルセッション

CDO Club Japanに参画するCAIO並びにCDOが参加するビジネスパネルセッションでは、昨今の社会情勢の変化に対して、CDO Club Japanに参画するCDOが一堂に集まり議論を行った。

今回のサミットでは、初のCAIOのセッションということもあり、混沌とするAIの進化、環境に対して、経営者としてどのように、AIと向き合っていくべきか?また、AI技術の発展を機にデジタル後進国となった日本が逆にリープフロッグ型の発展を起こし逆転現象を起こせるか?の可能性を中心に議論を実施した。

・生成AIの出現による変化AIは社会・企業をどう変えるか?

・生成AIの出現によってビジネスパーソンの働き方はどう変わるか?

・経営者としてどのようにAIの進化に向き合うか?

 

ビジネスパネルセッションでは、それぞれの立場で現在どのような形でAIと向き合っているか、AIを効果的に機能させるために重視していくべき点について活発な議論が行われた。

当日参加いただいたCAIO(最高AI責任者)CDO(最高デジタル・データ責任者)の方々

・磯和 啓雄 氏(株式会社三井住友フィナンシャルグループ)
・香田 隆之 氏(味の素株式会社)
・奥山 博史 氏(ヤンマーホールディングス株式会社)
・フィゲン・ウルゲン 氏(第一生命ホールディングス株式会社)
・板橋 祐一 氏(ロート製薬株式会社)
・水野 誠 氏(栗田工業株式会社)
・矢吹 哲朗 氏(東洋紡株式会社)

ビジネスパネルセッションでは、CDO Club JapanでCDOとして活動しているCDOだけでなく、日本の事業会社で初のCAIOとしてミッションを持つ第一生命ホールディングスのフィゲン・ウルゲン氏も参加し、CAIOとしてのミッションや役割、データマネジメントの重要性ついて言及した。

 

 

最先端のAI技術を有するテクノロジー企業の各種講演の実施

上記のビジネスパネルセッション以外でも、CAIOのカンファレンスにふさわしいAIの最先端技術を有するテクノロジー企業からもAI技術に対する解説の講演があった。

当日講演およびテクノロジーセッションにご参加いただいいたテクノロジー企業と講演者

・クリックテック・ジャパン株式会社 槙野 匡昭氏
・Dataiku 佐藤豊氏
・O'Reilly Media, Inc. 百瀬公朗 氏
・株式会社セゾンテクノロジー 石田 誠司 氏
・株式会社オルツ 小村 淳己 氏

 

なかでも、AI技術を中心とした論点を議論するために「テクノロジーセッション:AIの技術の現時点理解と将来の可能性を考察する」と題して、当団体の事務総長の水上をモデレータとして、O'Reilly Media, Inc. 百瀬公朗 氏と株式会社セゾンテクノロジー石田 誠司 氏、株式会社オルツ 小村 淳己 氏をパネラーとしたパネル討議を実施した。本パネルでは、AIの最新の動向や将来の展望について議論を実施した。

 

CDO Summit Tokyo 2024 Summerの概要
テーマ: Japanese Digital DYNAMISM !!

開催日 2024年6月6日  11:00〜18:00

2日目のCDO Summit Tokyo 2024 Summerでは、「〜急速に変化する事業環境とDXを連携して企業を変革する〜」を主題に、気候変動や経済安全保障、エネルギーシフト、GXなどの複雑化する事業環境変化、2024年問題、物価高騰、賃上問題・労働人口の減少など企業を取り巻く経営環境に対して、「Japanese Digital DYNAMISM !!」と題して、日本の新たなデジタル時代の発展の方向性「リープフロッグ型発展」の道筋についてCDO Club JapanのCDOのメンバーが会場に集まり議論を実施した。

 

オープニングスピーチ:CDO Club Japan 代表理事 加茂純

冒頭開会の挨拶として、CDO Club Japanの代表理事の加茂純より、デジタル・AIの最新技術の進化を踏まえ、リープフロッグ型発展、Japanese Digital Dynamismを基盤として、新しい国家ビジョン構築の必要性について言及した。

 

AI・デジタル社会にて、「信頼ある国、日本」がグローバル再復活のキーポイント!:平井 卓也 衆議院議員

続いて、初代デジタル大臣であり衆議院議員である平井卓也議員より「AI・デジタル社会にて、「信頼ある国、日本」がグローバル再復活のキーポイント!と題してスピーチと当団体の代表の加茂との対談が実施された。

国際的にも地政学リスクが高まる中、グローバルにおける日本の役割の明確化が必須となる。そこでは、従来の発想を超えたイノベーションが重要であり、デジタル・AIの推進にては、「信頼ある国、日本」のポジション構築が大事と、平井議員からは言及された。

直近では自民党の広報責任者として生成AIの技術を活用し自民党AIを構築するなど、自らAIについて積極的に取り組んでいる活動を紹介し、代表の加茂とともにAI技術の更なる発展の動きとグローバルにて日本の役割の重要性について対談を行った。

 

 

国内の主要企業のCDO(最高デジタル・データ責任者)が集結したCDO Roundtableによる議論

その後CDO Club Japanに参画するCDOが参加するCDO Roundtableでは、昨今の社会情勢の変化に対して、一堂に集まり議論を行った。

気候変動や経済安全保障、エネルギーシフトGXなどの複雑化する事業環境、2024年問題、物価高騰、賃上問題・労働人口の減少など企業を取り巻く経営環境はますます厳しくなっている。CDO Roundtableでは「Japanese Digital DYNAMISM !!」と題して、「リープフロッグ型発展」の道筋について以下の視点で議論を実施した。

〜急速に変化する事業環境とDXを連携して企業を変革する〜

・経済安全保障、ビジネスのサステナビリティ(SXとDX)
・気候変動、カーボンニュートラルを支える環境経営(GXとDX)
・2024問題、各種国内の制度変更に対してのデジタルの取り組み
・業界変革の動きとデータ連携社会
・リープフロッグ型発展に向けて!

 

CDOが現在企業で取り組む中で生じている課題を共有するだけでなく、業界の壁を壊し新しい産業構造、新しいビジネスモデルを生み出す活動を展開することで、デジタルリーダーが取り組む今後の活動の方向性について活発な議論が行われた。

当日議論に参加いただいたCDO(最高デジタル・データ責任者)の方々

・楢崎 浩一氏(SOMPOホールディングス株式会社)
・安田 裕司氏(三菱UFJニコス株式会社)
・関 知道 氏 (東京電力ホールディングス株式会社)
・三瓶 雅夫 氏(三井化学株式会社)
・磯和 啓雄 氏 (株式会社三井住友フィナンシャルグループ)
・車 真佐夫 氏(三菱自動車工業株式会社)
・奥山 博史 氏(ヤンマーホールディングス株式会社)
・市村 雄二 氏(三菱ケミカルグループ株式会社)
・高野 健一氏 (株式会社朝日新聞社)
・橋場 一郎 氏(株式会社KADOKAWA)
・ルゾンカ 典子氏(コスモエネルギーホールディングス株式会社)
・水野 誠 氏(栗田工業株式会社)
・原田 典明 氏(旭化成株式会社)
・林 直孝氏(J.フロント リテイリング株式会社)
・坂 健司 氏 (株式会社トクヤマ)
・三枝 幸夫 氏(クールスプリングス株式会社)
・矢吹 哲朗 氏(東洋紡株式会社)
・成田 敏博氏(日清食品ホールディングス株式会社)
・板橋 祐一氏(ロート製薬株式会社)
・大本 晶之氏(丸紅株式会社)

 

最先端のデジタル技術を有するテクノロジー企業の各種講演の実施

CDO Roundtableの他、従来のITソリューションだけでなく、DXを加速する最新技術として「モダンIT」として分類される先進的な技術を持つ多くの企業の方より「最新のデジタル技術の活用事例」や「デジタルテクノロジーの導入アプローチ」、「デジタル人材採用」に関しての講演があった。

当日講演いただいいたデジタルテクノロジー企業と講演者

・株式会社ナレッジワーク 桐原 理有氏
・WalkMe株式会社 両羽 大氏
・オーティファイ株式会社 近澤 良氏
・パロアルトネットワークス株式会社 染谷 征良氏
・株式会社テラスカイ 佐藤 秀哉
・Blue Prism株式会社 杉浦 雅史氏
・株式会社LabBase 加茂 倫明氏

今後もCDO Club Japanは、グローバルにて幸福な社会を築くために、米CDO Clubと連携して、全世界のCDOとともに、企業・政府自治体、社会全体のDXを推進し、グローバルの中での日本全体のDXの価値向上に貢献をいたします。

 

 

 

 

 

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